AI議事録ツール「Rimo Voice」は会議終了後、AIが議事録を自動生成します。そのまま議事録として使用することもできますが、内容を確認して編集することで、より精度の高い記録になります。
本記事では、自動生成された要約と文字起こしを、実用的な議事録に仕上げるためのステップを紹介します。
STEP 1 | 確認と修正 - AIが聞き取れなかった部分や誤解した箇所を修正
AI音声認識技術は日々進歩していますが、完璧ではありません。録音・録画データと照らし合わせながら、誤字脱字や聞き間違いがないかを確認します。
①文字起こし・議事録の文言チェック
ノート画面の左側に議事録が表示されます。画面右側エリアにある「文字起こし」のタブをクリックし、文字起こしの結果を表示します。
※ノートにはデフォルトでAIチャットが表示されます。文字起こし表示をデフォルトにする場合は、個人設定で変更します。
以下の機能を使って、確認と修正を行いましょう。
シンク再生
録音・録画データとテキストがシンクロしているので、確認したいテキストをクリックすると、該当箇所を再生できます。重要な発言や数字、固有名詞が正しく認識されているかをピンポイントでチェック可能です。
また議事録に表示されているタイムスタンプをクリックすると、同様に音声を再生し、文字起こし内容の正確性を確認できます。
文字起こしの修正
文字起こしエリアにある「編集する」ボタンをクリックすると、文字修正ができます。検索と置換機能もご活用ください。
議事録の修正
議事録エリアのテキストも、文字起こし同様に編集できます。
②発言者の識別
「Rimo議事録Bot」を使った場合は、オンライン会議のアカウント情報に紐づき、話者を自動で分離して識別します。
法人プランの場合は、ボイスデータを登録しておくことで、議事録生成時に自動話者分離を行います。
上記以外の場合は、手動である程度話者分離を行うことで、残りの話者分離をAIが自動で実行します。
話者の設定・修正
複数人が同時に話した場面や声の似た参加者がいるケースでは、発言者が正しく識別されているか確認しましょう。
STEP 2 | 要約の調整 - 重要情報や補足説明を追加
自動生成された要約をカスタマイズし、自社の議事録フォーマットに沿った内容に調整します。
AIに依頼する方法( 「AIチャット」と「AIと編集」 )と手動で行う方法( 「編集ツール」 )があります。
①AIに依頼する
AIチャットを使う
生成された議事録について、AIとチャット形式で対話することで、会議内容をより深く整理できます。
「発言者ごとに見出しを作成して」 「重要な質問とその回答をQ&A形式で整理したい」 「決定事項を表にまとめて」といった質問で、議事録を加工できます。
AIと編集を使う
文字起こしされたテキストや生成された要約からカスタマイズして、チューニングすることができます。
用意されたプリセットから選択したり、直接プロンプトを入力したりして、効率的に要約を作成できます。
②手動で行う
編集ツールバーを使って、手動で要点を入力できます。重要箇所の太字化、箇条書きの活用、適切な見出しの設定などを行います。
複数ユーザーで同時に共同編集をすることも可能です。
STEP 3 | 視覚的整理 - 読みやすさの向上
議事録を読む人が、短時間で重要な情報を把握しやすいよう体裁を整えます。
ハイライトを付ける
重要な決定や実行すべきタスクに下線を引き、要約文章と同時にハイライトすることができます。
ファイル添付
議事録に関連する資料を添付することで、会議に関するすべての情報をRimo Voice上で管理できます。
動画データからキャプチャ添付
「Rimo議事録Bot」を使ったオンライン会議や動画データをアップロードした場合、映像をキャプチャとして議事録に画像添付することができます(キャプションは自動生成されます)。
キャプチャにURLを紐づけることも可能です。
ノートにタグを付ける
タグを付けて、ノート(議事録)内容の分類と整理ができます。タグを付けると、ノート一覧画面では、タグでノートを絞り込むことができるようになります。
完成
まとめ
「Rimo Voice」は会議終了後すぐに自動で議事録を出力し、必要に応じて編集機能で仕上げることができます。これにより単なる記録を超えて、プロジェクト推進やチーム連携を支える重要なツールとして活用可能です。今回紹介した編集ステップを実践し、会議の価値を最大化してチーム全体の生産性向上を実現しましょう。